システムコンサルティングのプロ集団
代表取締役蒲原 寧氏
サインポストは金融・公共のシステムコンサルティングを行う成長ベンチャーだ。
その専門ノウハウと豊富な実績は、様々な金融機関や公共機関からの評価も高い。
2009年9月、同社はオフィスを拡大移転。数ある物件の中から、PMO日本橋本町を選択した。
なぜ同社はPMOを選んだのか?今回は代表の蒲原氏に話を聞いた。
蒲原さん当社はクライアントのIT部門の一員となり、課題解決の提案・実行を行っています。中心となるのは、金融機関および公共機関向けのシステムコンサルティング。具体的には、システム投資戦略の立案、システムの企画・設計・開発、プロジェクトマネジメント、金融ゲートウェイなどパッケージシステムの提供などを行っています。 当社は2007年の設立から、大小様々な30件程度のプロジェクトを支援してきました。クライアントはメガバンク、外資系銀行、地方銀行などの金融機関。および、国、地方自治体、独立行政法人などの公共機関です。
蒲原さん金融および公共のシステムコンサルティングやプロジェクトマネジメントにおいて、実績と専門ノウハウを持っているからです。当社の社員数は約40名ですが、その多くが金融機関および公共機関のシステムやIT活用方法に精通しています。そして、当社は社員の力と会社のノウハウを融合し、クライアントの課題解決に向けた具体的提案をしています。その提案力と実行力が評価されているのだと思います。
蒲原さんまず、クライアントに関わる要素を第一に考えています。具体的には、クライアントとの物理的な距離が近く、交通アクセスが良いこと。 当社のクライアントの多くは、都心のターミナル駅近辺にオフィスを構えています。しかし、そのエリアは家賃相場がかなり高い。一方当社は、家賃相場や交通利便性のバランスがとれた日本橋本町にオフィスを構えています。余談ですが、このエリアにはリーズナブルな飲食店が多いのも魅力です。
そして、第二に社員に関わる要素を考えています。当然、オフィスは社員が快適に働ける場所でなくてはいけません。それは、居住性に優れ、明るく、安全なオフィスです。
また、当社は毎日オフィスを自分たちで掃除しています。ビルの清掃サービスはあえてお断りしているんです。その目的は社員教育のため。自分の家だとゴミを拾うのに、会社のオフィスだと拾わない人がいるでしょう?つまり、自分の職場への愛着がないんですね。このことは、仕事に対するスタンスや成果とも相関関係があると思います。
蒲原さん理由は4つあります。1つ目はワンフロア・ワンテナント設計。当社は社員数の増加に伴い、拡大移転の必要に迫られました。しかし、社員の一体感は維持したい。だから当社専有のフロアで、かつ全社員が同じフロアで働けることが条件でした。このPMOは約90坪のミドルサイズ。長方形のスペースをムダなく活用することができます。
2つ目は、セキュリティ。当社の主なクライアントは金融機関および公共機関。当社はプライバシーマークを取得しており、オフィスにも高いセキュリティを求めていました。このPMOには、1階のエントランスにセキュリティゲート、各フロアの入り口にICカードリーダーが設置されています。これらのシステムにより、オフィスの物理的なセキュリティを強化できます。
3つ目は、グレード。クライアントからの信用を得るためにも、適度なグレードのビルへの入居を考えました。PMOはシンプルで上品さがあります。たとえば、エントランスは質素で落ち着いた雰囲気。外観もブラックを基調としたシンプルなデザインです。つまり清潔感があり、華美ではなく落ち着いたオフィス設計になっている。クライアントが来訪された際にも、ご安心いただけると考えました。
4つ目は、明るさ。オフィスの明るさは、社内の雰囲気にも影響します。暗いオフィスにいると、気持ちまで暗くなってしまいますから。その点、PMO日本橋本町は二方の壁が全面の窓になっており、採光性が非常に高いんです。
蒲原さん社員の反応は良いですね。清潔で明るい上にオフィスの天井が高く、快適だと評判です。またJR神田駅が近くなり、多くの社員が喜んでいます。以前のオフィスよりもアクセスが良くなったんです。山手線、総武線、横須賀線、日比谷線、銀座線、半蔵門線、都営新宿線など、様々な路線の駅が徒歩10分圏内にある。東京駅からも徒歩15分ほど。私は大阪の関西支社に新幹線で毎週行くので、大変便利です。
次の拡張移転は2年後を目標にしています。予定では社員数が80名を超えてからですね。そしてクライアントと共に成長し、社会から信頼される企業になりたいと思います。
代表取締役蒲原 寧Yasuishi Kanbara