#10 「オフィス戦略」こそが企業戦略の鍵となる時代へ

#10 「オフィス戦略」こそが
企業戦略の鍵となる時代へ

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  • #10 「オフィス戦略」こそが
    企業戦略の鍵となる時代へ「働く場所」が多様化する時代のオフィス像

「働く場所」も選択する時代へ

あなたは、「今やるべき仕事」をどこで行っていますか。
時と場合によっても異なるでしょう。けれども、テレワークが推奨される今、その答えは必ずしも「オフィス」ばかりとはいえません。むしろその答えが多様化しているのが、今という時代、これからの時代といえます。
そもそも「働き方改革」とは、通勤時間も含めた時間を効率化し、生産性を向上させるための発想です。つまり「働き方」が変われば「働く場所」も変わるはずなのです。
「ABW」という言葉を、ご存じの方も多いでしょう。
欧米発のこの考え方は、Activity Based Working、つまり仕事の内容や目的に合わせて「働く場所」を選択することで、多様な働き方を実現するという考え方です。

  • コラム#2でもご紹介した、オフィス家具メーカー株式会社オカムラの調査によると、「ABW」によって大きな効果が生じるのは、「創造性」「効率性」、そして「モチベーション向上」となっています。効率性ばかりではなく、業務の質に関わる要素を向上させることができるこの発想こそ、これからのオフィス戦略のヒントとはいえないでしょうか。

  • ■出典:「ABWの3つの効果」株式会社オカムラ(https://www.workplace.okamura.co.jp/solutions/layout/office/abw.html)

企業価値を向上させる「創造性」×「モチベーション」

本コラムでは、再三にわたって“アウトプットの質を高めるオフィス”をご提案し、そのために「創造性」や働きがい、つまりは「モチベーション」を向上させることの大切さを発信してきました。それは、オフィスは働く人の頭と心の健康を重視した「人を主体とした環境」であるべき、という考え方です。そしてその理想型が、各々がその時々に「今やるべき仕事」を行う「場所」を選べる環境でしょう。

  • もうひとつの調査結果を見てみましょう。表は、様々な業務について「リモートに置き換え可能か?」を尋ねたもの。一見してわかるのは、業務の質向上に大きな影響がある「偶発的な会話」は、リモート環境からは得ることが難しいという点。ですが、むしろ着目していただきたいのは、どの業務も「リモートがいい」「オフィスの方がいい」とは言い切れないという結果が出ていることです。つまりこれからのオフィスは、各々のよさを併せ持つような環境であることこそが、求められているのです。

  • ■出典:「ニューノーマルの働き方、働く場データ」株式会社オカムラ(2020年/WORK MILL RESEARCH ISSUE 02)(https://workmill.jp/webzine/20201125_wmr02remote.html)

たとえば「会議」にも様々な特徴があるでしょう。対して、個人で行うべき仕事も、在宅の方が集中できる業務もあれば、オフィス環境だからこそ効率化できるルーティンワークもあるはず。在宅では難しい「偶発的な会話」は、サテライトオフィスのような場所だと効果的に得られるかもしれませんし、オフィスでも、会議スペースや自席まわりではなく、パントリーやリラックスできるスペースで得られるものです。

企業価値を高めるオフィス・ポートフォリオのご提案

野村不動産では、「働く場所」がフレキシブルなリモートワーク併用時代に向けた、オフィスの使い方(オフィスポートフォリオ)をご提案しています。これは、「個人の生産性向上」、そして「コストの効率化」という2つの観点からの、企業価値向上にかなうオフィス戦略。
そして野村不動産では、様々なシチュエーションや業務内容に応じて個人の生産性を高めるための工夫を施した多彩なオフィスラインナップも揃えています。
その発想の根幹にあるのは、
「人を主体とした環境創造」=HUMAN FIRSTという視点。
様々な場面に応じたモチベーション向上を図り、場面にふさわしい気づきや創造性を高めていく。在宅のよさを取り入れワークライフバランスを改善し、オン・オフのマインドセットを通じて集中力と業務効率性を高め、生産性向上へと導いていく。
そうした「働きやすさ」と「働きがい」が共存するオフィスこそ、独自の創造性に基づくアウトプットの質向上と生産性向上を両立することができるでしょう。それは、優れた人材の育成・採用にもつながっていくはずです。

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